Technology
アプリで本人認証とネットID連携

アプリ利用者本人のネットIDを自動で瞬時に高度認証

DXに必須の高度認証は、公開される識別情報(ID情報)と非公開の認証情報の2つの情報を厳格に管理して運用する仕組みです。提示されたID情報が本物であることを認証情報を使って証明します。生体認証やICカードはこの条件を満たしますが、利用にあたってはネットIDでのログインとは別系統の高度認証をシステムに追加するコストと、設備と運用のための大きなコストが新たに必要になります。
これが高度認証を店舗でのDXやスマート化に利用する例があまり見当たらない大きな理由になっています。

ワンタイム鍵のBLEオートペアリング技術

CloudAuthではクラウドから認証情報を毎回変わるワンタイム鍵として受け取り、弊社の自社特許技術のBLEオートペアリングでネットIDを高度認証します。ネットIDのログインをセキュアに拡張しますから、別系統の高度認証方法の追加は不要です。ネットIDを使うことで本人認証のための追加の利用者登録も不要になります。
BLEオートペアリングは多要素認証の1要素としての利用も可能な上に、ネットIDでのシングル・サインオン(SSO)などによるネットIDを共通IDとするサービスの拡張も容易です。

使い易いアプリのSDK(開発キット)

弊社の提供するCloudAuth SDKは、iOSやAndroid OSの用意する標準のBluetooth LE(BLE) APIのみを使って構成されています。BLE規格に完全に準拠していますので長期に渡って安定した運用が可能です。SDKのAPIがCloudAuthと公式アプリのシステムとの接点になる簡明なアーキテクチャは、様々な業務システムへの適合を容易にしています。使いやすいSDKのAPIと参照コードが、様々なアプリへのSDKの組み込みをスムーズに効率よく行えるようにします。

小型BLE認証器を店舗の天井や壁に設置

認証器はクラウドから遠隔集中管理されており、店舗従業員の操作は不要です。クラウドの認証サーバーは業界初の認証要求のキューイングで認証器への認証要求が集中しても切れ目なく認証を継続して実行します。通常は認証レンジを数十センチから10メートル程度で設定しますが、近距離無線の特性を活かして複数の認証器で認証エリアを大きく拡大するクラスタリング運用や、認証器を並列駆動して高信頼化するオプションの用意もございます。
月額定額制のレンタルが基本ですが、VitaNet Station SDK(開発キット)による認証器の自社開発オプションもございます。

VitaNet CloudAuthサービスの強み

高い汎用性
個人情報を使わずにアプリのAPIで本人認証機能を付加する洗練されたアーキテクチャで多様な業種の業務システムとの連携が容易。

高度なセキュリティ
指定端末以外ではオートペアリングは出来ません。全て暗号化された通信経路とワンタイム認証鍵で金融取引にも使える万全のセキュリティを実現。

規模を選ばない高い経済性
VitaNet Stationを多数近接設置しても、正しくネットIDを証明。大規模施設の大規模展開や地域活性化の短期イベント会場にも対応。

圧倒的な使いやすさ
ユーザーによるアプリの準備操作やスマホを読取り装置にかざしたりカメラでスキャンなどの動作が不要なUXで、アプリの利用を促進。

VitaNet CloudAuth リーフレットDL

VitaNet CloudSuite IoT プラットフォーム

通常のペアリングはBLE規格に含まれており、個人利用でBLE機器の所有者が自身で機器の通信の管理をするためには不可欠な機能です。しかし、BLE通信の設定が誰にでも出来る利点が災いして、遠隔集中管理など通信の管理を個人に任せられない業務用途へのBLE機器の利用を妨げてきました。

弊社特許技術のBLEオートペアリングを実装するBLE機器向けSDKは、BLE規格に完全に準拠しつつアプリ層でペアリング機能を実現します。CloudSuite IoTはこのBLEオートペアリングを利用して、Non-IPのBLE機器をゲートウェイ経由で人の関与を排除しつつセキュアにクラウドから遠隔集中管理出来るようにします。同一のBLE機器でスマホやタブレットとの1:1利用とゲートウェイを使った1:n業務システムでの利用の両方に対応が可能です。

例えば、体調管理のリストバンド型BLE機器に1台のゲートウェイで多数のBLE機器から自動でデータ収集をする機能を付加することができます。高度認証の特性を活かすことで、同じリストバンドを施設への入退場管理にも使うなどの用途の拡張も容易です。CloudSuite IoTは、BLE機器の業務利用の可能性を大きく広げます。

CloudSuite IoTは村田製作所様にも高く評価いただいております。
村田製作所ウェブページへのリンク:「QRコードによる産業向け機器のIoT化」

VitaNet CloudSuite リーフレットDL