CloudAuth™ Technology
人と場所をつなぐコア技術
CloudAuth™:人と場所を、適切な瞬間につなぐ技術基盤
CloudAuth™は、スマートフォンを持つ利用者と、店舗、商品、空港、駅、施設などのリアルな場所を、適切な瞬間に、適切な情報やサービスでつなぐ技術基盤です。
利用者が特定の場所に近づいたことをVitaNet Stationが検知し、その場所や状況に合った情報を公式アプリへ届けます。CloudAuth™が扱うのは単なる位置情報ではなく、「どの場所に、いつ近づいたか」というリアル空間での接点情報です。単に位置を把握するだけでなく、用途に応じて接近範囲を細かく設定し、必要に応じてその場で本人認証まで行うことができます。
こうした自然で価値のあるアプリ体験を実現するため、CloudAuth™は、ヴィタネットが独自に開発してきたセキュア・ビーコン、距離制御、BLE認証、クラウド管理などの技術を統合しています。その基盤には、特許取得済みおよび特許出願中の独自技術が活用されています。
CloudAuth™を構成する4つのAPI
• AccuNotify™:近づいた場所・タイミングに応じて、情報を届ける
利用者が店舗、商品、駅、施設などの指定エリアに近づいたことを検知し、公式アプリへ情報を提供します。プッシュ通知に加え、通知を表示しないサイレントモードにも対応し、場所に応じたアプリの動作や画面変更にも利用できます。
• AccuAuth™:通知をタップして、高度な本人認証
通知のタップを利用者の意思確認として、スマートフォンとVitaNet Stationの間でワンタイム鍵を用いた相互認証を実行します。決済、商品受け取り、重要な施設利用など、明示的な意思確認を伴う認証に適しています。
• RangingAuth™:近づくだけで、手ぶら認証
スマートフォンを操作することなく、指定された認証範囲への接近を利用して高度認証を実行します。交通ゲート、オフィス、施設入口など、利用者の操作を極力なくしたい用途に適しています。
• instantAuth™:場所を限定した、高速・確実な認証
高度認証を実行する場所があらかじめ特定されている用途向けのAPIです。アクセス制御や、場所とタイミングを厳密に限定した認証に利用できます。
CloudAuth SDK:既存の公式アプリにCloudAuth™を組み込む
CloudAuth SDKは、企業・自治体の既存iOS/AndroidアプリへCloudAuth™の機能を組み込むためのソフトウェア開発キット(SDK)です。
用途に応じてAccuNotify™、AccuAuth™、RangingAuth™、instantAuth™のAPIを単独または組み合わせて利用でき、情報配信から施設利用、本人認証までを既存の公式アプリへ自由に追加できます。SDKにはFrameworkに加え、技術資料と参照アプリのソースコードを収録し、実装方法を確認しながら既存アプリへ組み込める構成としています。iOSおよびAndroidが提供する標準Bluetooth APIを利用し、特別なOS変更を必要としない設計です。
生成AIを活用した開発にも対応
技術資料と参照ソースコードを生成AIが参照できる構成とすることで、AIを活用したSDK組み込みにも対応しています。ヴィタネットでは、2つの既存iOSアプリについて、生成AIが技術資料と参照ソースコードを確認しながらCloudAuth SDKを組み込み、初回ビルドから実機での動作確認まで、生成AIを活用したSDK組み込みプロセスを検証しました。
VitaNet Station:リアルとデジタルをつなぐエッジノード
VitaNet Stationは、CloudAuth™を使ってリアルとデジタルをつなぐクラウド管理型のエッジノードです。VitaNet独自のOne Stationソフトウェアにより、一台のVitaNet Stationが、AccuNotify™で利用するセキュア・ビーコンによる接近検知と、AccuAuth™、RangingAuth™、instantAuth™で利用するBLE相互認証を、用途に応じて切り替えます。
情報を届ける → 利用者を誘導する → 必要に応じて本人認証するという一連のサービスを、同じCloudAuth™基盤上で実装できます。専用のVitaNet Stationを設置する場合は、電源とWi-Fiなどのインターネット接続だけで利用できます。
• セキュア・ビーコン:
スマートフォンは、ビーコン信号を単に受信するのではなく、CloudAuth™が正当なVitaNet Stationから発信された信号であることを確認することで、偽ビーコンや信号の模倣による不正利用を防ぎます。
• 精密距離制御:
用途や場所に応じて接近判定の範囲をクラウドから遠隔設定し、商品棚前のような狭い範囲から店舗・施設単位まで、必要な粒度でリアル空間の接点を作ります。那覇空港での実証では、最短約60cmの配信範囲設定を確認しています。
• BLE相互認証:
AccuAuth™、RangingAuth™、instantAuth™では、VitaNet Stationとスマートフォンの間でワンタイム鍵を利用した相互認証を実行します。
セキュア・ビーコン技術と精密距離制御技術は特許出願中、BLE認証技術は米国、EU、中国、日本で特許取得済みです。これらの独自技術を一つのVitaNet Station上で組み合わせることで、接近検知から高度認証までを同じ基盤で実現します。
VitaNet Stationは、専用ハードウェアに限定されないソフトウェアベースの設計です。
汎用Linuxベースのハードウェアや産業用ボードに加え、必要なBluetooth機能を備えた既存機器へVitaNet Stationソフトウェアを移植することで、その機器自体にVitaNet Stationの機能を追加できます。
例えば、タクシーなどですでに利用されているAndroid車載タブレットにVitaNet Station機能を組み込めば、乗客のスマートフォンと車載タブレットをCloudAuth™で直接つなぐことが可能になります。専用機器を車内へ追加設置することなく、既存の車載機器をリアルとデジタルの接点として活用できます。同様に、ゲート、ロッカー、交通・施設機器などへの組み込みにも展開できます。
CloudAuth™を支えるクラウド基盤
CloudAuth™は、公式アプリ、VitaNet Station、クラウド基盤を連携させて動作します。クラウド側では、VitaNet Stationを管理するStation Managerと、AccuNotify™の通知・広告を管理するAd Managerを提供しています。
• Station Manager:VitaNet Stationの稼働状況、設定、ソフトウェアなどをクラウドから遠隔管理します。多数の店舗・施設へ展開した場合でも、各拠点のStationを一元管理できます。
• Ad Manager:AccuNotify™の通知内容、配信条件、広告枠、キャンペーンを管理し、インプレッション、クリック数、CTRなどを確認できます。
顧客ごとに管理環境を分離し、Station ManagerとAd Managerの管理権限を分けて設定できるため、情報システム部門は端末・拠点管理を、マーケティング部門は広告・キャンペーン管理を担当するなど、組織の役割に応じた運用が可能です。
CloudAuth™を支える技術開発の蓄積
CloudAuth™の基盤技術は、ヴィタネットが長年開発してきた産業向けBLE・IoT技術を発展させたものです。その前身となるCloudSuite IoTでは、BLE機器の認証、遠隔管理、セキュアな接続制御を、組み込みソフトウェア、モバイルSDK、クラウドの連携によって実現しました。世界の大手Bluetoothチップベンダにもヴィタネットはパートナー企業として認定いただきました。これらの技術的蓄積は、現在のCloudAuth SDK、VitaNet Station、BLE認証技術へ受け継がれています。
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